pic1. ハロウィンパーティ 〜バルマスケ アンソルスラン〜 Logo風
場所:サンリオピューロランド / ピューロビレッジ
期間:2019/09/13 ~ 10/31
はじめに
「PURO HALLOWEEN PARTY~KAWAII MASQUERADE~」を開催しているサンリオピューロランド。今年のテーマは仮面とのこと。
様々な催し物が行われていますが, ここではその中の期間限定パレードショー「ハロウィンパーティ~バルマスケ アンソルスラン~」について書きます。
pic2. Entrance
この時期にエントランスで流れているBGMはお気に入りです。ピューロマーチをどっしりとした重厚、かつ豪華なイメージに編曲された感じの音楽です。突然明かりが消え, 稲妻が落ちたとしても まるでそれが自然であるかのような雰囲気です。
動画
2019/09/13の初演の動画です。
数日分の録画を同時再生し, 知恵の木まわりほぼ全てを見られるようにしました。
編集版です。私がみたいところだけを 抽出しました。
感想
西洋の古城で行われていた仮面舞踏会といった印象です。
怖い印象は一切ないのですが, 全く耐性のない未就学児童等は ちょっぴり耳を塞いだりしたくなる瞬間があると思います。ただほんの数秒〜数十秒程度かなと。
また昨年かなり批判の多かった やや暴力的な表現「ゴーストボコボコ、ゴーストバイバイ」のようなものは一切ないです。
そのため尖ったイメージがなくなり, 可愛くて楽しいショーに仕上がっていると感じました。そのため心からウキウキできる感覚でした。
ショーが 優しいイメージになった分、大人が楽しむことが出来る要素が減ったかと問われれば, また別の雰囲気で楽しむことが出来ると思います。
要所々々に「妖艶な」というフレーズが取り入れられています。「落ち着いた貴族のダンスパーティ」 かつピューロランドのダンサーの皆様のポテンシャルを活かしたダンス等が ゲストをひきつけています。
音楽はシームレスに様々なシーンを転換し, 区切りを感じない進行で息をする間もなく引き込まれます(…途中まで)。
妖艶で静かな雰囲気なテーマの中に可愛らしさとかっこよさ, あとはアドリブ的なところの面白さに惹きつけられるショーで, 私はとても気に入っております。
テンポが崩れるポイントが数箇所あり, その点は少々残念なポイントだと思っております。その点を除けば衣装なども含め最高だと感じております。欠点に関しては下の方で言及します。
下の方で良いポイント、うーんポイントを述べていますが, 総合的には (一部欠点を除き)とにかくドハマリしている状態です。初演から連日観に行ったり 笑
良すぎるポイント
ダンスレッスン動画がすごい
初演3日前?に公開された「みんなで踊ろう!」の動画、これがすごい!
・ジュモダンの説明からの そのまま音楽に合わせてダンス
動画の作りに感動しました。よくあるパターンは, 「それでは音楽に合わせてやってみよう!」で一旦カット、映像が切り替わってダンス動画になります。
今回の動画は 少々の長めの説明からそのままダンスに入っており, 感動しました。
・字幕がかわいい
天然キャラがかわいい
出演者の皆様はかっこいいし美しいのですが, 時々天然な一面を見せます。
複数回みていると そういったシーンがあったりなかったり。これはアドリブなのかもしれません。
曲が良すぎる
抽象的な感想ですが, 素敵すぎる曲が頭の中をぐるぐるめぐります。
参加グッズの種類が多い
6人のキャラが登場していますが, 全員をモチーフにしたマスクが販売されています。しかし困ったことに数が多いのは種類だけでなく, 各キャラのマスクの素材別のものが存在します。
プラスチック製 6キャラ分と 紙製 6キャラ分。
紙製は廉価版のように思っていましたが, 実際に手にしてみるとかなりしっかりした作りで, 荷物が多いときには紙製マスクのほうが携帯しやすいかもしれません。
紙製マスクは凹凸がなく厚紙に印刷している感じですが, コーティングがしっかりされており, マスク全体が濡れたとしても拭き取れば無傷のような感じです。
ただ紙製というだけあって, 若干折れ曲がりやすいですね。
ダンサーが かっこよすぎる
キャラ紹介の直後に ダンサーをひと括りで紹介しています。その瞬間のダンサーのダンスが 超カッコ良いです。
全体的にダンサーのポテンシャルを活かしている部分が多いように感じました。
ここが惜しい
※ 「これだけの理由があるから駄目なショーだ!」という意見ではございません。
上演直前のBGMと照明がマッチしていない
仮面舞踏会がテーマなだけあって, 上演前のBGMは非常に壮大で雰囲気を高めてくれます。このパレードはハロウィンの夜イベントのカテゴリだと思います。しかし照明が煌々とついています。雰囲気がマッチしていないと思いました。
演者が出てすぐのBGMがスーパーマリオブラザーズの海
優雅です。
ゴーストを出したこと
先の感想で述べた欠点です。
ゴーストに関連することを出した瞬間に失速した印象があります。
本編開始後にゴーストを彷彿とさせる落雷のあとは, 歌に乗せてゴーストのことを述べていました。
これは失速する印象はなく, 雰囲気がガラリと変わり素敵な印象でした。
しかしその他の箇所でゴーストに関することが出てきたとき, ショー全体が一旦止まりテンポが乱れていたと思います。
「みんなで!アンソール、スランランラン」
特にゲストを巻き込んだパレード中は, 完全に一瞬シラケています。ダンスの振りをなんとなく覚え, わくわくしているときに「はい、とりあえず一旦ストープね、ストーリを少し進行させますんで。」とぶち込んでいるように受け取ってしまいました。
ゴーストが紛れているかもしれないという状況設定は面白く感じています。 ゴーストがいたずらするシーン等でもテンポが落ちることなくショーが進んでいたならば, この印象ではなかっただろうと思います。
高周波音の多用
キーーーーーンと頭に響く音を多用しており, ショーへの集中力がかけることと, 不快に感じるシーンがあります。耳は徐々に衰えていくもので, 年齢とともに高い音が聞こえなくなっていくことは広く知られています。そのため若者にしか聞こえない音と言われたりする高周波音ですが, 不快な音であることは既知の事実であるため, 都内のいわゆるタムロされやすい場所には高周波音を出して若者を撃退しています。その高周波音がピューロビレッジに響き渡りキツイです。(私はまだ若いみたい)